【厳選】おすすめのプライスアクション3選(ローソク足の見方)|現役トレーダーが実際のエントリーや損切りについても解説
元警察MASAです。
今回はローソク足の「プライスアクション」について解説していきます。
他のサイト見たけどよくわからなかった。
数が多すぎて覚えられないです。
横文字だらけで拒絶反応が出ました……
確かに数が多く、初心者の方には拒絶反応が出るかもしれません。
本記事では数あるプライスアクションの中でもおすすめなものを3つに厳選し、できるだけわかりやすく解説します。
そして実際にトレードで使う場合のエントリーや損切りについても解説しました。
最後までみて参考にしてください。
おすすめのプライスアクション3選
トレードで使う際の注意点4つ
プライスアクションに注目すべき理由3つ
目次
ローソク足のプライスアクションとは?
早速横文字ですが、
- プライス(price) = 価格
- アクション(action) = 動き
で、そのまま「値動き」という意味です。
これくらいでは拒絶反応は出ませんw
日本では酒田五法?
酒田五法では「明けの明星」「三法」「三空」などが有名ですが、酒田五法は株や先物取引で使われる分析方法です。
FXでは酒田五法よりプライスアクションが重視されます。
あれもこれも言われるとつらいです
色々名称を出しましたが、使いませんのでもう忘れて大丈夫です。
初心者の方だとあれこれ覚えるのは大変だと思います。
なので、次に紹介する3つだけでも覚えてみてください。
覚えて損のないおすすめのプライスアクション3選
覚えて損ないおすすめのプライスアクションは、
- ピンバー、2バーリバーサル
- アウトサイドバー
- インサイドバー
です。
できるだけシンプルにわかりやすく解説します。
ピンバーと2バーリバーサル
いきなり2つ??
内容はほぼ同じですので、これはセットで覚えてください。
ピンバーとは?
ローソク足単体でわかる強力な反転シグナルです。
形はチャートを見てもらった方が分かりやすいと思いますが、言葉で説明すると
- ヒゲの長さ : 実体の約3倍以上であること
- 実体の位置 : 実体の位置が、ヒゲの先端から20~30%以内であること(ヒゲの先端に近ければ近い方がいい)
2バーリバーサルとは?
ピンバー同様強力な反転シグナルですが、ローソク足2本で判断します。
「買い(売り)の2バーリバーサル」という言い方をしますが、
売りの大陰線の次のローソク足が同等の大きさの大陽線が確定した場合を言います。(売りの場合は反対となります。)
ピンバーが反転する根拠とは?
否定された痕跡である
「売り(買い)方向の勢いが否定されてヒゲを作る」という事は、直近の売り(買い)が否定されたという事になります。
これにより売りの利確や新規の買い注文が来て上がりやすくなります。
誰が見てもわかりやすい
これが一番重要です。
誰が見てもわかりやすいという事はより多くのトレーダーに意識されるという事です。
インジケーターもそうですが、多くのトレーダーに意識されるからこそ反応があるのです。
ピンバーを使ってトレードするなら?
エントリー方法
- ピンバーの確定を待つ
- ピンバーの高値(安値)から数pips超えたところに注文の指値を入れる。
- レートが高値(安値)を更新すればエントリーされる。(成行でもOK)
損切り箇所
ピンバーの安値(高値)を更新した時点で損切りをする。
アウトサイドバー(包み足)
アウトサイドバーとは?
これは2本のローソク足の組み合わせです。
形はチャートを見てもらった方が分かりやすいと思いますが、言葉で説明すると
- 1本目のローソク足の高値と安値を2本目のローソク足の高値と安値が完全に包んでいること
- 1本目の高値(安値)を2本目のローソク足の終値が完全に超えて終えていること
黄色の四角の部分のチャートを拡大すると、
アウトサイドバー(包み足)を使ってトレードするなら?
エントリー方法2つ
- アウトサイドバー(包み足)を確認後、成り行きでエントリーをする。
- 包み足を確認後、2本目のローソク足の高値(安値)を更新するタイミングでエントリーをする。
損切り箇所
アウトサイドバー(包み足)の高値(安値)を数pips更新した時点で損切りをする。
インサイドバー(はらみ足)
インサイドバーとは?
2本のローソク足の組み合わせです。
形はチャートを見てもらった方が分かりやすいと思いますが、言葉で説明すると
- 1本目のローソク足の高値と安値に対して、2本目のローソク足の高値と安値が完全に収まっていること
- 1本目の実体部分に対して、2本目のローソク足の実体が完全に収まって終えていること
黄色の四角の部分のチャートを拡大すると、
インサイドバーは、持ち合いを表しています。
高値圏や高値圏で値動きが収縮しているという事は反転を予兆するという事です。
ただし、この段階では明確なブレイクが無いのでブレイクを待ちましょう。
インサイドバー(はらみ足)を使ってトレードするなら?
エントリー方法
- インサイドバー(はらみ足)を確認後、1本目のローソク足の高値(安値)を更新したタイミングでエントリーをする。
つまり、レンジをブレイクしたらその方向についていくという事です。
損切り箇所
インサイドバー(はらみ足)の安値(高値)を更新した時点で損切りをする。
FXの包み足・はらみ足は一般的なものとは違う?!
株式や先物などで使われる一般的な包み足・はらみ足は
- 包み足 : 1本目のローソク足の高値と安値を2本目のローソク足が実体ですべて包み込む
- はらみ足 : 1本目のローソク足の高値と安値に対して、2本目のローソク足の高値と安値が実体で完全に収まっている
というものになります。
しかし、この状況はFXの相場では起こることがありません。
なぜなら、実体に収まるにはレートが飛ぶ「窓(ギャップ)」を開ける必要があるからです。
株式の相場とは違い、FXの流動性があるため窓が開きずらい傾向があります。
「包み足」を例で図を見ると以下のようになります。
FXでは、このようなローソク足は見られないので株の本で勉強した方がいたら注意してください。
トレードする際の4つの注意点
プライスアクションでトレードする際には以下の注意も必要です。
- 他の根拠を探す
- アウトサイドバーはレンジ内では効果が無い
- インサイドバーはトレンド中では効果が無い
- 短期の時間足を見る
順番に見ていきます。
他の根拠を探す
アウトサイドバー・インサイドバーは転換を示唆するものです。
しかし、このローソク足のプライスアクションだけでは根拠が弱いです。
つまり、エントリーポイントは転換が予測されるところで効果が強く現れます。
※水平線やMA等の反発です。
アウトサイドバーはレンジ内では効果が無い
レンジ内でもアウトサイドバーは出現します。
しかしどこまで行ってもレンジはレンジです。
レンジ内で出現しても無視しましょう
インサイドバーでトレンド中では効果が無い
トレンド中でもインサイドバーは出現します。
しかし、トレンド中や他の根拠がないところでのインサイドバーは効果がありません。
トレンド中のインサイドバーはただの調整である可能性が高く、その後もトレンドが継続することもあります。
トレンド中は無視してもOK。
短期の時間足を見る
短期の時間足ではトレンド転換をしています。
先に紹介した「アウトサイドバー」を例にすると
このチャートは4時間足のチャートですが、より短期の時間足を見ると、
このようにトレンドが転換しています。
これについてはこちらのダウ理論の記事を参考にしてください。
【誰でもできる!】ダウ理論でトレンドを見極める!|現役トレーダーがダウ理論の使い方、手法を解説
ダウ理論を名前から難しいものと考えていませんか?ダウ理論は多くのトレーダーに意識されているテクニカル分析です。ダウ理論を使ってトレンドを見極め、実際にトレードで使う方法をチャート付きで解説しました。ダウ理論に抵抗があった方、FX初心者の方、少しでも勝率を上げたい方は必見です。
複数のローソク足を包んだ・はらんだ場合
アウトサイドバー(包み足)・インサイドバー(はらみ足)は2本のローソク足の組み合わせと解説しましたが、複数のローソク足を包んでも使えます。
アウトサイドバーを例に見ると、チャートの黄色の四角部分です。
複数のローソク足を包むという事は、レンジからのブレイクでもあるのです。
レンジの期間が長ければより大きな値動きを狙えるかもしれません。
すでに疲れてきました……
あと少しです。頑張て下さい!
あとは、プライスアクションを見る理由と注意点だけです。
プライスアクションに注目すべき理由3つ
いくら重要でも覚えておくべき理由が分かっていないと、覚える気が起きませんので解説します。
プライスアクションに注目する3つも理由は、
- ローソク足は誰もが見る共通分析である
- ローソク足のパターンはその時のトレーダーの心理状態を表したもの
- 最速でトレンドや転換を判断できる
ローソク足は誰もが見る共通分析
ローソク足やバーチャートは、トレーダー誰しもがチャートに表示して見ているものです。
移動平均線等のインジケーターは、トレーダーによって十人十色です。
インジケーターはトレーダーによって意識されるから反応します。
つまり、ローソク足で表される「始値、終値、高値、安値」は、世界中のトレーダーが意識しているもので最も反応しやすいのです。
ローソク足のパターンは、その時のトレーダーの心理状態を表したもの
チャートとは「トレーダーの心理状態を映した年表」と言えます。
それを構成するローソク足は「その時点でのトレーダーの心理状態を表したもの」です。
買いや売り、値動きの大きさによる恐怖や焦り等が現れます。
いわゆる、「大衆心理」というものですね。
そのとおりです。
これを読み解くことで今後の流れをつかむことができます。
最速でトレンドや転換を判断できる
トレンドや転換にはインジケーターで判断している方が多いと思います。
しかし、インジケーターは過去のレートをもとに作られたものです。
参考のチャートです
高値付近で黄色の〇(マル)のピンバーが現れました。
これは転換を示唆します。
結果、ピンバー出現後下降しています。
赤色の移動平均線(20EMA)で見ると下降後しばらくたってから傾きが下方向となりました。
そしてローソク足が移動平均線を下抜けしています。
ローソク足で見るとかなり早い段階で転換を見ることができますね
ローソク足のプライスアクションだけでは勝てない!
先にも説明したように、プライスアクションをトレードで使うには他の根拠が必要になります。
FXはプライスアクションに限らず、「これだけで勝てる」というものはありません。
いくつかの根拠を見てエントリーや決済をしましょう。
なので、その根拠の一つくらいに考えましょう
まとめ
プライスアクションは最速のシグナルである
「ピンバー」「アウトサイドバー」「インサイドバー」は最低限覚えておく
プライスアクションだけでは勝てない
今回は「プライスアクション」について解説しました。
私も正直最初の頃は数が多いく、理解が出来なくて挫折しました。
なので、この記事では3つに厳選しましたので、FX初心者の方は最低限これだけは覚えておくと成績に違いが出るでしょう。
できるだけわかりやすくシンプルに解説しましたので、参考にしてもらえたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!