【勝ちにこだわりたい!】やってはいけない利確の方法4選|現役トレーダーが正しい利確についても解説
元警察MASAです。
今回は「やってはいけない利確」について解説していきます。
満足する利益が出たら利確してましたが、それはだめなんですか?
それもありですが、今後を見越すとNGです。
本記事では、初心者の方に関わらず多くの方がやってしまっているかもしれない「やってはいけない利確4選」を解説します。
やってはいけない利確4選
やってはいけない利確をしない方法
正しい利確の方法は?
目次
やってはいけない利確4選
- 金額を目安として判断をする
- 含み益が消える恐怖から利確をする
- pipsで判断をする
- 利確後にチャートを見ない
では順番に解説していきます。
金額を目安として判断をする
これはどういうことかというと、「現在のポジションの含み益が10万円になったからもう十分だろう」と考え利益を確定してしまうことです。
これについては賛否両論あると思います。
利益を確保するためにFXをやっているので利益を確定することは大事です。
『利確は正義』という言葉もありますからね。
ではなぜやってはいけないかというと「プロスペクト理論」が関係してきます。
この記事を読んでくれているトレーダーさんは勉強しているはずなので理解していると思いますが、実際のトレードに活かせていますか?
損失はなかなか受け入れることができず、
利益はすぐに受け入れてしまう人間の心理のことです。
「人の心理的に損失に対する苦痛は利益の喜びの2倍以上」とも言われています。
これは人間の仕様なので仕方ありません。
つまり、金額に振り回されてしまうと「合理的な判断」ができなくなってしまいます。
トレードにおいて合理的な判断ができないということは、厳しい相場の中で生き残れません。
金額を目安として利確をしていくと短期的には資金は増えるかもしれませんが、長い目で見ると利益を伸ばすトレード(利益の最大化)が出来なくなってしまいます。
つまり「損小利大」ができなくなってしまいます。
トレードスタイルによる例外
スキャルピングトレードをする方はこの限りではないです。
スキャルピングは利益を伸ばすことより勝率の高いトレードを繰り返すことに重きを置いています。
含み益が消える恐怖から利確
「含み益が10万円あったのに、次に見たら3万円になってたショック」といった感情を持つことです。
まだ含み益3万円があるのに幻の含み益7万円に対するショックを受けてしまうのです。
含み益10万円の時に利益を確定しておけば……と思ってしまいます。
たしかに気持ちはわかりますが、ポジションが伸びるか戻るかはあくまで結果論です。
含み益10万円が20万円になっていたかもしれません。
これを続けると含み益が削られる恐怖から利確がどんどん早まり、チキン利確が加速し、キングofチキンになってしまいます。
したがって、先の金額を目安に判断と被ってしまいますが「損小利大」ができなくなってしまいます。
pipsで判断をする
よく参考書やブログでpipsで利益を決めると書いてありますが、私は全否定です。
金額でも同じことが言えますが、あなたの行うトレードの値幅は毎回固定ですか?
「20pips動いたら利確」と決めてしまうと、100pips動いたときにその後の80pipsを取り損ねてしまいます。
この方法だと確かに手元に利益は積み重なっていきますが、利益を伸ばすトレード(利益を最大化)できなくなってしまいます。
利確後にチャートを見ない
これは具体的にポジションをクローズする判断とは違いますが、利確後にチャートを見ない事は今後のトレードに影響します。
「利益が出たから満足」だと成長が見込めません。
- 利確後にチャートがどう動いたのか?
- 利確のポイントは最適だったのか?
その後の値動きまで分析することで、今後より良いトレードができるよう成長できるはずです。
逆に損切についてはこちらに記事で解説しています。
【もう負けたくない!】損切りは難しくない!?FXの損切りのコツと損切りができない理由
今回はFXで自分の資金を守るために必須な「損切り」について解説しました。損切りができない、損切りが難しいと悩んでいませんか?損切りのコツと苦手な方でもできる損切りの方法を解説しました。トレーダが陥る考え方や損切りの極意についても記載。FX初心者の方、損切りができない方、損切りが苦手な方は必見です。
やってはいけない利確をしない方法
- 損益額をポイントに
- 損益額を隠す
やってはいけない利確にはどうしても「金額」がかかわってきます。
したがって、上記の対策をしてみましょう。
損益額をポイントに
損益額を日本円で表示しないようにするという事です。
MT4の右下の「損益」欄で右クリック「損益表示形式」で変えることができます。
注意点
トータルの損益額の欄では損益額が出てしまいます。
スマホではできないと思います。できるようなら教えてください!
損益額を隠す
原始的ですがモニターの右下(MT4の損益が写る部分)を隠します。
私はモニターに付箋を貼って損益額が見えないようにしていますw
損益額は人のメンタルに大きな影響を与えます。
自分の損益額以外でもTwitter上でトレード履歴を出している方がたくさんいます。
ツイートされた爆益報告を見て、「自分も早く大きく稼ぎたい」と感じたことがあるはずです。
そうなると陥るミスがこちらです。
- 他人の損益額につられてハイレバトレードをする
- 利益を取るのに焦って雑なエントリーをする
私は特にこのようになりやすいので、
私がトレードの履歴をツイートする際は、フォロワー様が執着を生まないようにロット数と損益額は伏せています。
実際のツイート⇩
皆さんお疲れ様でした🚓
今日は頭痛がひどくて、朝と昼の2回頭痛薬飲んでしのいでました💊
そしてツイートできてませんでしたが、今のポジ↓
景色変わって利確メドたてれてない…
とりあえず分割利確で放置👌 pic.twitter.com/wMVOGg4zTl— 元警察MASA@FX.投資家 (@PM_FX8888) August 19, 2021
押し目狙うとか言って売りました😅
最初の損失は余裕で回収👌 pic.twitter.com/P8zDMhxFLI
— 元警察MASA@FX.投資家 (@PM_FX8888) August 23, 2021
正しい利確の方法は?
正直、正解はないと思いますが、私が推奨する利確の方法を紹介します。
- チャートで判断する
- 時間帯で判断する
- 私生活で判断する
チャートで判断する
言葉の通りチャート分析により利確を決めます。
チャート分析による利確が最も合理的な利確であると考えています。
ダウ理論を否定
あるときのドル円4時間足チャートです。
水色の〇の下げで直近の安値を割りました。ここで上昇トレンドが終わったと判断してポジションを切ります。
トレンドラインに当たる(割れる)
あるときのドル円1時間足チャートです。
トレンドラインを引くと、白色の×の時点で何回か反発しています。
ここを割れるか、さらに上位足のトレンドラインに当たるのを見て利確します。
水平線に当たる(目立った直近の高値・安値付近)
あるときのドル円4時間足チャートです
適当に引きましたが何回か当たって反応しています。
当たれば大きく戻す可能性があるので一旦利確します。
移動平均線(インジケーター)に当たる
あるときのドル円1時間足チャートです。
赤色のMAは200SMAです。この期間だけでも何回か反応しています。
移動平均線に当たったときは反発すこともあるので利確します。
今の解説した例は利確だけでなく、エントリーにも使えます!!
時間帯で判断をする
FXは平日であれば24時間トレードが出来ます。
その中には
- 日本市場
- 欧州市場
- ニューヨーク市場
があります。
市場が変わるとガラッと流れが変わることがあるので市場が変わる際に流れが一つ終わったと考え利確します。
私生活で判断をする
学校や仕事、家族との時間等チャートを見ていられない時間は多くあります。
今後チャートを見ることができないと前もってわかる際は利確する。
もしくは指値・逆指値で対応しましょう。
まとめ
金額やpipsで利確しない
ポジションの損益額を見えないようにする
利確はチャート分析で決めるのが最も合理的
今回は「やってはいけない利確の方法」について4つ挙げて解説しました。
トレードを続けていくとこの利確が一番難しいと感じるようになります。
その前段階として利確の方法としてやってはいけない方法を知っておきましょう!
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!!