【コレでいい⁈】効く水平線とは?ヒゲか実体か?|現役トレーダーが水平線の引き方とトレード方法について解説
元警察MASAです。
今回は、世界中のトレーダーが活用する「水平線」について解説していきます。
効く水平線の引き方が分かりません。
チャート上が水平線だらけになってしまいます。
この記事で水平線にまつわるこんな悩みを解決します。
効く水平線の引き方について
水平線を引くのはヒゲか実体か?
水平線を引く目的とはなにか?
水平線を使ったトレード手法について
水平線を引く本数は何本か?
トレードする上での注意点5つ
目次
効く水平線の引き方
水平線の引き方の例として以下の3点を挙げます。
- 目立った高値・安値
- 何度も止められているレート
- キリ番
水平線の引き方にはこれといった正解はありませんが、私が効くと感じたポイントです。
では、順番に解説していきます。
後半でさらにあと1か所ラインを引くのにおすすめの場所について解説しました。最後まで読んでみてください。
目立った高値・安値
現在のレートの位置から見て過去の目立った高値や安値に引いてみましょう。
ポイントは長期の時間足で引くことです。
短期の時間足の目立った高値や安値は、長期の時間足で見ると全く目立っていないことが多いです。
何度も止められるレート
何度も止められている(反発のある)レートに引いてみましょう。
何度も止められるという事はそれだけ意識されているということになります。
反発した回数が2回の水平線より、4,5回反発した水平線の方が重要になります。
ただいつかはブレイクしますし、抜けるときもありますが意識されているのはわかると思います。
キリ番
ドル円だと「110.000」とかで、ユーロドルだと「1.18000」とかです。
ただ、過去チャートを見てもらえばわかりますが、反応しないキリ番もあります。
水平線を引く練習がてら見てみてください。
精度を高めるためにはどうしたらいいか?
水平線の精度を高めるためには、4時間足、日足以上の長期の時間足で水平線を引きましょう。
なぜなら長期の時間足の方が相場に与える影響が強いからです。
試しに5分足チャートで水平線を引いてみてください。
効いてもすぐにブレイクしたり、効かなくなったりすると思います。
簡単なまとめ
水平線は、
- より長期の時間足の目立った高値や安値の方が効く
- 2回反発する水平線より、4,5回反発する水平線の方が効く
- キリ番は反発しやすいが反発しないキリ番もある
超重要!!
ドンピシャで反発する水平線はなかなかありません。
損切りは余裕をもってするのがおすすめ。
トレードで使う水平線を引く時間足は?
水平線を引く際はトレードに使う時間足の4倍くらいが望ましいです。
- 15分足であれば1時間足
- 1時間足であれば4時間足
- 4時間足であれば日足
こんな感じです。
上位の時間足の水平線を意識することで損切りされる可能性が減ります。
ただし、先にも記載したようにどの時間足でトレードするとしても4時間足、日足の水平線は確認しておいた方がいいです。
水平線を引くのはヒゲか実体か?
・ラインはヒゲで引くのか、実体で引くのかわかりません。
・ヒゲで引けと聞くし、実体が大事とも聞きます。
・結局どっちでラインは引けばいいのかわかりません。
勉強している方であればこのような悩みがあるかと思います。
この悩みに対する私の考えは「両方引く」です。
考え方としてはその間をゾーンとして考えます。
「水平線」ではなく「水平帯」みたいなイメージです。
あるときのドル円の4時間足です。
このようにヒゲと実体で水平線を引きます。
その間を青色でゾーンとしました。
これを1時間足に変えて引いて見てみます。
分かりにくいかもしれませんが、白色の✕(バツ)で反応している所にしるしをつけました。
こうすることでヒゲ先まで届かなかったところもカバーできます。
これあくまで例です。
ゾーンで考えることに共感してもらえたらご自身でも実践してみてください。
水平線を引く目的は?
水平線を引く目的は、水平線を引くことで多くのトレーダーが強く意識するレートを把握するためです。
慣れてくると「多分ここの水平線まで行くな」みたいなことが分かり、環境認識ができるようになります。
そうなるとトレードプランが立てやすくなります。
そもそも水平線とは、
安値と安値、高値と高値、もしくは安値と高値を結ぶ水平に引ける線を言います。
高値を結ぶ水平線を「レジスタンスライン」
安値を結ぶ水平線を「サポートライン」とも言います。
水平線を使ったトレード手法
水平線をトレードに活かすとすると
- エントリーの目安
- 利確の目安
- 水平線付近でのエントリー見合わせ
が考えられます。
水平線を使ったエントリー方法は3つあります。
- 水平線での反発
- 水平線のブレイク
- ブレイク後の反発
これらは一般的は方法ですが、そのままトレードで使うことができます。
ただし、水平線にタッチしての即エントリーは注意してください。
反発を狙うという事はその時は「逆張り」となります。
反発せずに一気に抜けることもあります。
より短い時間足で反発を確認してからエントリーしましょう。
既にエントリーをしていたのであれば、反発を予想して利確をすることができます。
水平線付近でのエントリー
「水平線付近でエントリー」をすることは、リスクリワードが悪くなってしまいます。
例えば、水平線がレートより上にある状態でショートをすれば、
⇨ 水平線まで上がった(含み損)のち反発する、またはブレイクする(大損)
水平線がレートより上にある状態でロングをすれば、
⇨ そんなに値幅が取れない(微益)、水平線に届く前に下がり始める(含み損)
というようなことが考えられます。
言い出したらキリがありませんが、優位性のある場所ではありません。
目立った水平線付近でのエントリーはやめといたほうがいいですね。
水平線で値動きを確認してからエントリーしましょう。
ダウ理論と水平線の併用
ダウ理論についてはこの記事を確認してください。
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「効く水平線の引き方」で方法を3点あげましたが、さらにもう1つ水平線を引けるところがあります。
それは、「意識される押し安値」と「意識される戻り高値」です
ダウ理論で相場を見た際、トレンドかどうかが判断できます。
その際にこの押し安値と戻り高値はかなり重要になります。
つまり、「意識される押し安値」と「意識される戻り高値」付近に来るとトレンドが継続するかどうかで多くのトレーダーに注目されます。
そこの場では売りや買いが集中します。
押し安値と戻り高値に引いたラインは、エントリーや利確・損切りの目安となります。
水平線は何本引くべきか?
水平線を何本引くかは個人の自由ですが、私は現在のレートの上下に2本くらいにしています。
私の場合、水平線がチャート上に何本もあるとわけわからなくなってしまいます。
なので、用済みの水平線は消していきます。
ただし、トレード前には必ず水平線を引き直しています。
水平線が何本引いてあってもしっかり管理・理解できて、トレードができるのであれば引きっぱなしでもいいと思います。
チャートはシンプルできれいが好きです。
インジケーターも水平線ありきで使うべき
皆さんはどんなインジケーターを使っていますか?
先に説明したように「水平線」は世界中のトレーダーに注目されています。
あなたの使うインジケーターはどれくらいのトレーダーが見ていますか?
インジケーターの数値が違ったらさらに少なくなります。
インジケーターが買いのシグナルを出しても、その付近に水平線があれば先ほど説明したように優位性のある場所でのエントリーではなくなるため望む利益は出せない可能性があります。
水平線を活用していない方は一度使ってみてください。
更なるトレード力の向上が見込めるかもしれません。
水平線でトレードする上での注意点5つ
- タッチでエントリーしない
- いつかはブレイクする
- 効かないときもある
- ドンピシャでは反応しない
- 邪魔な水平線は消す
すべて理解した上であれば大丈夫です。
私は「水平線の効力の強弱」や「用済みの水平線を消す」ことは、「効く水平線を引くこと」と同じくらい大切だと考えています。
まとめ
水平線は目立った高値安値、何度も止められるレート、キリ番に引く
水平線はヒゲと実体をゾーンとして考える
水平線は多くのトレーダーが意識する場所がわかる
水平線は使わなくなったら消す
インジケーターと水平線でトレードしてみる
水平線はいつかはブレイクするし、ドンピシャでは反応しない
今回は「効く水平線の引き方」について解説しました。
水平線は比較的簡単に誰でも引けるので、過去チャートに戻って練習しまくりましょう。
是非、今回の記事を参考にして水平線を引いてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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